グルーポン参入には魅力を感じない件[1]

8月 6th, 20100 Comments »

グルーポン-groupon-トップページ右見ても左見てもグルーポンな昨今ですが、とうとうWBSにも特集されましたので、ちょっと考えてみます。個人的にはグルーポンライクなサービスをそのままやることには何の魅力も感じていなくて、頑張って下さいや、という気分です。先日、クーポッドのiTunesカード1500円分が300円、というクーポンを買いましたが、未だ自宅に届かないという始末です。それはさておき、グルーポンについての基本的な話から、実際の事例、ビジネスモデルなどなど語っていきたいと思います。

グルーポンとは

アメリカのグルーポンという会社が始めたサービスで、時間制限付きのオンラインクーポン販売というビジネスです。例えば、僕が買った例でいうと、

  1. グルーポン・ジャパンが「iTunesカード1,500円分を300円で提供」とサイトに掲載
  2. iTunesカードを欲しい人が、オンラインでそれを購入
  3. 購入者数が一定数(Qponが設定)を越えたら取引成立で、購入者にクーポンが届く。一定数に満たない場合は、取引未成立で購入も販売もなかったことに。

という流れです。これはiTunesカードなのでアレですが、例えば、フランス料理フルコース1.5万円のところを、半額の7.5千円で!というクーポンを販売した場合、お店にとっては売上が半減しますが、「広告効果(新規顧客誘導)」があり、「リピーターも望める(これはサービス次第ですが)」ため、「クーポンの数に上限があれば」、広告宣伝費として考えてペイするというストーリーです。
特徴は、「高い割引率」と「フラッシュマーケティング」と「ソーシャルメディアマーケティング」です。
割引率は本家グルーポンでは50%だそうです。サイト利用者からすると、あまり馴染みのない店やサービスに高い金を払うのはアレだけど、50%引きなら行ってもいいかな、と思うわけです。通常のクーポンやバーゲンではあり得ない割引率で、高品質な商品やサービスを定期的に買うチャンスがあるため、お得感があります。
さらに、「24時間限定」と時間が決まっていたり、「クーポンは全部で200枚、売切御免」というような煽りが購買意欲をかき立てます。今買わないと逃してしまう、と。1万円のサービスを5千円で受けられる「権利」を逃すことによって、5千円損したような気にさせるわけです。5千円損するくらいなら、買いますよね(笑) ちょっと正しい説明ではないかもしれませんが、こういうのをフラッシュマーケティングといいます。フラッシュというのが「瞬間」という意味を持っていて、その一瞬しか買えないという価値を提示するマーケティング手法とでもいえばいいのでしょうか。本質は「時間」ではなく、「空想上の利益」を失いたくないと思わせることにより、購買に向かわせることかなと思います。
また、サービスの広め方にも特徴があり、従来のECサイトのように、Adsenseに出稿したり、バナー広告を出すのではなく、facebookやtwitterというソーシャルサービスを最大限に利用することも特徴です。グルーポンとしては、低コストで爆発的な広告効果が見込め、消費者としては友達に「お得なクーポン」を教える満足感を得られるのと同時に、「最低購入者数」をクリアするという目的も達成できます。当然、多くの人に見られれば、クーポンを発行している企業も「広告効果があった」と喜びますので、みんなが喜ぶマーケティングですね。いや、ソーシャルメディアマーケティング=みんなが喜ぶマーケティングではありませんが、うまく利害関係者のインセンティブを調整したマーケティング手法だと思います。

実際の事例

ココによると、グルーポン2期目は月間推定利益が400万ドルだそうです。信じがたい儲かりかたで、さらに、ココによると、その勢いは止まるところを知らない状態に思えます。以下、同サイトから引用

“1日に1件という方式は、今でも有効だと信じているが、商店の人たちの自分も載りたい載りたいという欲求はすさまじい。順番待ちをしているお店が常時35000はあるし、一度載ったお店の97%はまた載りたいと言っているから、問題はどんどん悪化していく。今では、申し込み8件に対し7件はおことわりしている状況だ。”

なんて景気のいい話でしょうか。載せて欲しいという店(=商品)がありすぎて困っちゃう、と。
日本においても5月に2社が同様のサービスを開始し、現在までに20社近くが参入しています。また、「グルーポンライクなサイトを作る」ASPサービスなんかもたくさん出てきて、もっと増えるかも知れません。とりあえず、ココを見るとサービス提供している会社がわかります。また、最近のニュースでは、キャバクラクーポンサイトが登場するとか、初期参入のピクメディアとぐるなびが提携したとかいうものがあります。

ビジネスモデルとしては厳しい

グルーポンは確かに儲かっていますが、じゃぁグルーポン「ライク」なサービスが全て儲かるかといえば、そんなわきゃないとくるわけです。ここについては明日以降、改めて書こうと思います。

■参考サイト

次回=>グルーポン参入には魅力を感じない件[2]に続く

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グルーポン ビジネスモデル+市場

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