8月9日のカンブリア宮殿はエステーの鈴木喬社長でした。冒頭から「iPadで唄うクジラ(村上龍氏の新作。iPadでの先行配信)を読みましたよ」と鈴木社長に言われたエピソードが飛び出します。鈴木社長は「新しいことが好きだから」と言っていましたが、そうじゃないことは村上龍さんが一番よくわかっていて、編集後記で『収録前、鈴木さんに、「歌うクジラ」をアイパッドで読みましたよ、と言われた。本当にびっくりした。1千枚を超える長編で、アイパッドは出荷数もまだ少なく、親しい編集者でさえ誰も読了していない。あらゆることに万全の準備で臨む、すごい人だと思った。(後略)』と書かれています。
僕はこう思いました、「恐ろしい人なんだろうな・・・」と。
実はタイトルの「不況に負けない社長術」というのは放送内容をうまく表していなくて、鈴木社長がやってきたことと、エステーの製品戦略についての紹介という意味合いが強かったように思います。放送内容とか、構成とか、それほど面白い回かというとそうでもありません。ただ、鈴木さんが面白い。鈴木さんのキャラ勝ちというか、エピソード勝ちというか、言葉勝ちというか。鈴木さんが面白すぎて、そのおかげで成り立っているような回でした。
だから、今回は主に「書き起こし」です。鈴木さんの発言・言葉を並べ立てるだけで十分ですし、それ以上のことは、僕には入ってきませんでした。
(社長就任の挨拶)「俺たちは問題を先送りして夢を見てただけではないかと思うんです。後がないんです諸君。No1になるしかないんです。今回、営業本部長を兼務します。俺の目に叶わないやつは叩き殺してやる。」
社長は少しバカがいいと思っている。演じるのではなく、ヌケているのがいい。
商品が売れる確信?何もないですよ、確信なんてあったら楽なもんですよ。いつも勝つと思っている。負けたらまた考えて戦えばいい。ビジネスで命まで取られない。1回や2回失敗したってどうってことない。
マスクを生産中止した理由?私は売れすぎは危ないと思っている。必ず反動が来るから。4月頃は1ヶ月分の販売量が2,3日で売れて、販売店は「もってこい」と大騒ぎ。これはどんどん製造していけば売れるが、ピークで逃げるってことは不可能ですから。
勝ち逃げは不可能ですよ。
営業は質問力。自分の頭で考えても、大したことはできない。一番重要なことは、頭を下げて相手から色んな事を教えてもらう。それには色んな事を質問すればいい。
(中略)
言い質問をするためには予習が必要。相当勉強しないと質問は出来ない。絵空事のようなことを言うやつがいる、マーケティングのゼミとかで聞いたようなことを言われると頭に来る。自分の目で見て、自分の頭で考えて、自分の足で情報を集めてきて、新しいことを常に考えていなければ駄目。
空気を買う時代が来る。人間は1日に何十キロも空気を吸っている。水は飲んでも1日に2リットルくらい。会社のスローガンを「空気を変えよう」に変えた。そして、最後に日本の空気を変えたい。
私は社長をやっているつもりは毛頭ない。売上や株価やシェアは信じていない。私の主義主張で、空気を変える革命をやる。
No Comments